月見草

月見草はオオマツヨイグサのこと。

こう聞くと、馴染みのある方もいるのではないでしょうか?
月見草

欧米では、イブニング・プリムローズと呼ばれていて、
公式の薬用植物リストにも載っている、立派なハーブです。
多年草で、香りのある黄色い可憐な花を咲かせます。

北米の東部海岸地域に居住するネイティブ・アメリカンたちは、1000年以上の前から咳止めや痛み止めなどに内服したり、おできや発作、外傷など外用薬として使っていました。
しかし、万能の薬草として珍重されたのは、17~19世紀まででした。

月見草が再び注目を浴びるようになったのは、1930年代になって、この種子にリノール酸が豊富に含まれていることが発見されてからです。

リノール酸は、人の体内では合成できない不飽和脂肪酸で、必須脂肪酸と呼ばれます。
リノール酸だけでいえば、紅花油(サフラワー油)、ヒマワリ油、大豆油、綿実油などにも含まれ、取り立ててめずらしいことではありませんが、月見草には、γ-リノレン酸が豊富なのです。

 

「γ-リノレン酸とリノール酸は何が違うの?」と思いますね。
γ-リノレン酸は、リノール酸が身体の中で代謝された時に作られる脂肪酸です。
ホルモンのような働きをもち、たとえば

  • 血圧を正常に保つ
  • 血小板の凝集を抑制する
  • 気管支を拡張する
  • 子宮筋の伸縮を調整する
  • 腸管の蠕動を高める
  • アレルギー反応を調整する

など、あらゆる身体の機能を調整しています。
したがって、γ-リノレン酸が充分摂れていると、高血圧の改善、動脈硬化の予防、月経痛の緩和、アレルギーの改善など多くの働きをしてくれるのですが、不足してしまうと、これらとは逆に、さまざまな障害が生まれてくるわけです。
しかしながらヒトの身体では、

  • 飽食
  • 肥満
  • 生活習慣病
  • アルコールの過飲
  • 肉中心の食生活
  • 加齢

などの条件によって、γ-リノレン酸が充分に作られなくなってしまいます。
すると、いくらリノール酸が含まれるサラダ油などを意識して食べていても、この脂肪酸の効能はほとんど得られなくなってしまうのです。
しかし、他のものはともかく、加齢という条件だけは、誰にも避けることはできませんね。
そこで、直接γ-リノレン酸の形で摂る方法が提起されるようになりました。
そして、γ-リノレン酸を含む食品の一つが、月見草の種子からとれる油だとわかり、今、月見草油が注目されているのです。

γ-リノレン酸をじかに身体の中に。オーガニック・月見草油

月見草油の効果は、

  • 高血圧やアレルギー体質の改善
  • 痩身・美肌
  • 月経前症候群(PMS)の改善
  • 更年期障害の軽減
  • アルコール中毒・二日酔いの改善

など多様にあるといわれています。

 

実は、γ-リノレン酸が天然物の中に含まれているのは、今のところ月見草とボラージ(ボリジ)の種子、母乳、わずかに含むものとしてヒマワリの種子と昆布にあるだけといわれており、月見草は希少な原料なのです。

 

リノール酸を摂るのはγ-リノレン酸を作りだすため、そしてその効能をダイレクトに得るためには、
γ-リノレン酸を含む月見草油の摂取が効果的なのです。

(出典:臨床栄養士 佐藤章夫)


γ-リノレン酸による驚くべき変化!